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隣りの席の彼からは
いつもかすかに花の香りがする。
不思議に思ってたずねると、
庭に咲いているけど近寄ったことはないのに
と怪訝な顔。
彼はその花に気に入られたのだと
ナナは笑った。





うっすら雪の積もった朝は
早起きして 学校へ
ああ、やっぱり来てると思ってた。
まだ誰もいない校庭
二人だけの雪の朝





たとえば洗いたての白いシャツ
たとえばたんぽぽの綿ぼうし
たとえば鳥の巣のたまご

音のない音に耳を傾けるような
そんな真っ白な気持ち











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