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古本屋で物思いにふける彼を見ると
僕はある友人を思い出す。
図書室で 本も開かずに
空ばかり 見ていた彼のことを。
この世界のどこかで
彼は今日も空を見ているはずである。





風はなく 雲は流れない
時間が止まったその空間に
日々の喧騒から逃げ込んで
パタンと閉じた扉に鍵をかける。

また出て行くその時まで





ナナを待つ時間は
ホットケーキが焼きあがる時間と同じで
紅茶を温める時間と同じで
ちっとも苦にならない。











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